2019年5月31日金曜日

宅建業法の違反が行われる理由

原因のひとつとして管轄の行政庁に
問題があると言えます。

今回北海道の小樽市の不動産屋で起きた違反行為は
免許権者である北海道庁内にある
石狩振興局が管轄の案件でありました。

そこで目の当たりにした行政庁の実態はこんな感じです。
なんと担当する部署の職員全員が
宅建士の資格を持っていませんでした。
不動産の問題や指導を行う現場の職員がですよ?

不思議に思い、人事担当者に質問してみました。
よくこんな人事を北海道庁ではしているのだなと、
総務の人事担当に問い合わせた回答が

「大変申し訳ございません。人材不足でして。」

と、意味不明な回答をしてくる始末でした。

公務員という仕事は効率なんて求められていないし、
そんなこと関係ないんですよね。
寧ろ一つの仕事にたくさんの時間と
お金をかけてやり遂げることで評価されるお仕事なのかなと。

石狩振興局の建設指導課の職員の一人にこんな人がいました。
「私は今電話を受けてはいるが、
嘱託職員のため不動産のことは何が何だか分からないんですよ。
もしよろしければ今のお話のどこが違反なのか教えていただける?」
と。

要するに違反の事案に対して、どこが違反であるか
全く分からないので教えてくれと言ってきたのです。

嘱託職員とは正式な役所の職員ではなく、
退職したのちに再雇用的な契約を結び、補助的な役割で
お役所仕事の業務に当たる、いわばアルバイトみたいな人間です。
通常公務員は職員名簿という名簿に氏名や役職などが記載されています。
こういう人間が
北海道石狩振興局 産業振興部 建設指導課 指導審査係 宅地建物相談員
という立派な肩書を背負って名刺を切り、最前線の電話の窓口に出てきます。
不動産関係の相談事は何でも俺にして来いと。
70前後くらいの歳のお爺さんでしたね。
最高レベルの篩がそこに君臨しているのです。

こういった、監督する立場の行政職員の知識不足なことや、
不正に対する監視などがほぼ行われていない 
ザルな現状を知っている不動産業者はニヤニヤが止まらないでしょうね。
あまり大きな声では言えませんが北海道は不正の天国なんです。

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